日経ネットナビ「ネット通販で挑戦、低カロリー冷凍食品」
正月休みが明けると気になるのが腹回り。ダイエットの基本は、食事のカロリー制限だが、単に食事の量を減らせばいいというものではない。個人サイト「管理栄養士のダイエットReformDietetics」を運営する管理栄養士の松本理華さんによると「むやみに食事の量や回数を減らすと、かえって脂肪をためやすい体になります」とのこと。カロリーが控えめで、しかも栄養のバランスが取れた食事を、きっちり食べることが重要なのだ。
そこで、最近ダイエット食として注目されているのが、インターネットで販売されている「低カロリー冷凍食品」。今回は、メイプルフーズ(神奈川県相模原市)が販売するご飯、おかず、汁物がセットになった「BC400」を試食した。
メイプルフーズの「BC400」シリーズはご飯も含めた1食分で400キロカロリー以下に抑えている。脱気包装と冷凍技術を組み合わせることで、素材本来のうま味が残る「味にこだわった」低カロリー冷食だ。「化学調味料は使わず、ダシやスープは天然素材だけで作っています」と同社で管理栄養士を務める森しのぶさんは話す。
試食した「黒毛和牛 和風ステーキ」はパプリカとシメジが色を添え、なかなか食卓が華やぐ。主食のご飯は、細かく刻んだ小松菜とニンジンの入った「野菜ライス」。味にこだわっているだけあり、和風ステーキのソースからはほのかに赤ワインの香りが漂う。和牛は少し堅いが、うま味が十分感じられる。この2品にさつまいものポタージュと野菜のピクルスがついて1食分だ。
BC400は4週分(20食)を1週間単位(5食)に分けて配達販売する。価格は20食分で1万5800円。2週間分(10食)をセットにした「お試しセット」(7600円)もある。メニューは選択できないが、ほかにも「ポークハワイアン」や「豚肉のケチャップあえ」など、低カロリーとはいえ食欲をそそるメニューを70種類用意し、日替わりで料理を楽しめる。注文から10日前後で自宅に届く。
低カロリー冷凍食品のほとんどは、カロリーだけでなく塩分も控えている。栄養士の指導の下、タンパク質、ビタミン、繊維質など1食に必要とされる成分が含まれるようメニューの構成も考えられている。メイプルフーズでは「毎年3割以上の伸び率で注文が増えています」という。
今回の試食では、低カロリー食につきものの「わびしさ」はみじんも感じられなかった。これなら正月休みの余韻を味わいながら、おいしくダイエットができそうだ。
(ライター 鈴木桂水)
